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2020年10月29日木曜日

~シリーズ・日本1周旅~ 29日目

 in 青森

朝6時30分起床でいつもより気合十分。

今日は1つの沼に絞って採集予定。

今日もヨシとの戦いを覚悟していましたが、水位が下がってヨシ原まで水が達していませんでした。

情報とは違った環境ですがはたしてオオシマゲンゴロウは姿を現してくれるのでしょうか・・・

網を入れていくと・・・

ヒメミズカマキリ、キベリクロヒメゲンゴロウ、タイコウチ!



タイコウチは地味に栃木で見て以来だったので嬉しかったですね。

青森ではBランク(環境省絶滅危惧Ⅱ類相当)なので珍しいようです。

期待は持てそうなので沼の中をウエーダーを履きながら移動していくと、「ズボッ」。

おっと?

片足が泥から抜けなくなりました。

力ずくで抜こうとすると、おや?

もう片方の足もみるもる埋まっていきました。

このときはまだ写真をとる余裕がありました


気づくと胸の高さまで泥で埋まってしまい身動きが取れなくなりました。

「これ死ぬやつや」

ここでようやく事の重大さに気づき、冷や汗をかきながら誰かに助けを求めようと周りを見渡すが人の影などありません。

携帯で助けを求めようと取り出すが充電1%。

これほぼ詰んだなと案外冷静に考えていました(笑)

そこから沈む体に抵抗しながら30分かけてゆっくり丁寧に片足ずつ抜く努力をしてなんとか脱出。

途中キベリクロヒメゲンゴロウが泥の上を這っていました(笑)

もう気持ち的には採集どころではなく命が助かったことへの安堵と感謝しかありませんでした😅

皆さんも底なし沼等ありますので入る際は2人以上で行くことを推奨します。

抜け出せなくなるという話は聞いていましたが、自分は大丈夫と過信していたのがまずかったですね。

底なし沼は本当に沈んで窒息死してしまいます。

さて、結局オオシマゲンゴロウには出会えず。

悔しいですが、できる手は尽くしたのでまたいつか会いましょう。

沼から脱出して引き上げる途中野鳥観察をしている人に出くわし、情報をいろいろもらいました。

まだ14時ころだったので、その情報をもとに次の目標種をエゾゲンゴロウモドキに変更して出発。

情報付近に到着。

早速網を入れると・・・

メススジゲンゴロウ!!

本州でも会えるとは思っていませんでした。

その後も大量の蚊と格闘しながら網を入れ続けるが、エゾゲンゴロウモドキは確認できず。

時期的な要因もあるのでしょうか?

確実にいると思っていた分ダメージも大きかったですが、メススジゲンゴロウに出会えただけでも良し!

本日の採集は以上で終了。

青森の格闘の結果オオシマゲンゴロウは確認できずでしたが次の楽しみができたということで。

その他命を落としかける経験もしてなかなか濃い3日間でした(笑)

明日からは目標種をホンシュウオオイチモンジシマゲンゴロウ(オオイチモンジシマゲンゴロウ)に変更します。

この種は狙ってとれるものではありませんが、チャレンジ!

ではではお楽しみに!











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