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2021年6月13日日曜日

ホタルを呼び戻そう! ”調査1回目”

雨が続く日も多くなってきたこの頃。

梅雨の時期といえば・・・

そう!

ホタルが舞う時期です!

近畿ではゲンジボタルが5月下旬ころから確認できる感覚です。

似た種のヘイケボタルは少し遅れて6月頃から確認できる感じですね。

巷ではホタル前線なるものもあるようで、一大イベントの様相を呈していますね!

さて、話は前回訪れたホタル復活を目指す地域へ戻します。

今回はゲンジボタルが出てきているかどうかの確認で行きました。

地元ではすでに乱舞している地域も多く、調査地でも見ごろかな?と期待していました。

調査方法はルートセンサス(あらかじめ決められたルートを歩いて個体数をカウントする)です。

以下調査概要です。

・調査ルートは2つ

・ホタルが良く飛ぶとされる3つの時間帯に調査(20~21時、22~23時、1~2時)

・対象はゲンジボタル


調査なんて言っていますが、主旨は”ホタル観察して楽しもう!”です。

2班に分かれて街灯がほとんどない闇へいざ!

今回は2人1組なので安心ですが、以前に一度下見で一人で夜中練り歩いた時はなかなかの雰囲気を醸し出していて1~2時の時間帯は足がすくみましたね😂

さて結果は・・・

3つの時間帯すべて合わせて2個体!

・・・・

もう一方のグループも結果はそれほど変わらず。

考えられる原因は

時期が早い(地域によってかなり差がある)

今回の個体数が現状の状態


2回目も6月中旬に行う予定なので、そこでこの原因の答え合わせをしましょう。

調査は辛い結果となりましたが、翌日は地域の人とカワニナ採集を行ったり地元のカフェでいろいろな人たちと交流できて楽しかったですね😄

個人的にはホタルもそうですがこの地域の自然環境そのものに魅了されています!

さあ、水生昆虫たちの出番です。

まずは別荘の前を流れる河川にマイブームの水生昆虫がいましたので紹介します!

セスジダルマガムシの仲間(おそらくハセガワダルマガムシ)
    最近のマイブームはこのダルマガムシという体長2mm前後の水生昆虫です!

川面から出ている岩の水際あたりにうずくまっていることが多いです。

この前も川の中で岩を一生懸命見ていたのですが、めちゃめちゃ集中するので周りが見えなくなります。

アマゴつりをされている方々から声を掛けられたときは飛び上がりそうなくらいびっくりしました😅

宝探しをしているようではまりましたね!

それではそのほかの生き物たちにも登場してもらいましょう!


モンキマメゲンゴロウ
この地域では初確認。模様がとても美しい流水性のゲンゴロウ。

ミヤマカワトンボ(上:成虫、下:幼虫)
  
ツヤドロムシ(おそらく)

実際はもっと多くの生き物たちがいましたが、代表的な種だけ。

ヤマビルにも出会わず一安心した調査1回目でした✋


話は変わりますが、

仕事で他部署の人から生き物について相談を受けることがあります。

最近は「ワニガメの赤ちゃんがおるんやけど市も警察も動いてくれんからどうしたらいい?」との相談がありました(笑)

部署の垣根を越えて相談していただけるのは非常に嬉しいですね😄

ワニガメは生きたまま移動させることはできます😂(似た種のカミツキガメが外来生物法で特定外来種に指定されており許可なく生きたままの持ち運びや飼育は禁止されています。)

外来種だからすべて悪ではないと思うのですが、生態系に悪影響を与えてしまう外来種に対して対策することは持ち込んだ人間の責任だと思います。

ワニガメの件に関しては結局その後確認できていないようなので近々探しに行ってみようと思います💦





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