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2020年11月9日月曜日

~シリーズ・日本1周旅~ 40日目

 in 鹿児島

朝起きて目的地を決めるところからスタート。

1か所目は3枚ほどの田んぼしかなかったが、農家さんによれば数年前にタガメを見たと。

コオイムシとの混同が気になるところではあるが、網を入れていくと・・・

ヒメゲンゴロウ、ヒメガムシ、コシマゲンゴロウ(※)。

いつものメンツ。

ただ、コシマゲンゴロウのストライプが消えており一見するとヒメゲンゴロウそっくり。

当時は水生昆虫の知識がなかったので不思議に思っていましたが、実はこのコシマゲンゴロウだと思っていた個体はウスイロシマゲンゴロウという別種でした!

ウスイロシマゲンゴロウは南方系の種でコガタノゲンゴロウ同様に本土でも増加傾向だそうです。

この場所ではタガメは確認できず。

2か所目は1か所目へ向かう途中に通ってきた水田地帯。

はじめは気づきませんでしたが、道路わきに湛水されている良い感じの水田発見。



農家さんに聞くと、この田んぼは二毛作なのでまだ湛水しているそうです。

早速網を入れていくと・・・

大量のヒメガムシ、ヒメゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ。

これらが大量に確認できるということは環境が良い証拠。

網を入れ続けていくと・・・

コガタノゲンゴロウ!!!

もうさほど驚かなくなりましたが、何度見ても嬉しいですね。

増加傾向にあるという情報に納得です。

そもそも鹿児島県では準絶滅危惧種なので個体数は多いのでしょうか。

この周辺の田んぼでもコガタノゲンゴロウが大量に確認でき、産地と呼んでもいいでしょう。

田んぼでこんな大型のゲンゴロウがいるとは最高やな~と思っていたが一つ気になる点が。

タガメがいない。いや、コオイムシすらいない。水生カメムシ類がいない。

どうやら農薬の空中散布が行われたそうでそれが原因でしょうか?

ただ死骸があってもいいのにそれすら確認できない。

コガタノゲンゴロウやその他の生物が死骸を食べてしまったのでしょうか?

その後も数か所回るが特に成果は無し。

本日の採集は以上で終了。

ウスイロシマゲンゴロウやコガタノゲンゴロウなど九州には南方種が多いですね。

これら南方系の2種とも分布を拡大している要因はやはり地球温暖化なのでしょうかね?

絶滅寸前種が個体数を回復していくのは嬉しいことですが、増えすぎても生態系への影響が出てくる気がして複雑な気持ちですね😅

さて晩御飯は宮崎市街で探しました。

チキン南蛮を食べたかったのですが駐車場がなくスシローへ(笑)

スシローはおいしい。

どこに行っても変わらない味を提供できる店のシステムは素晴らしいですね。

さあ明日こそタガメを発見したい!

コガタノゲンゴロウと毎日会える喜びをかみしめながら就寝。











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