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2021年5月3日月曜日

ホタルを呼び戻そう!

最近ホタルを呼び戻そうという動きが全国各地であります。

私のもとにもそういった話が来ました。

といってもメインでホタルの専門家の方がいらっしゃるのでその補助的なポジションでしょうか?

とある地域に最近ゲンジホタルが少なくなってきているので、個体数を回復してまた乱舞する姿が見たいとの話です。

その場所は山手の清流で個人的にも学生時代調査で通っていた道の途中にあったので懐かしさを感じながら道中ウキウキでした😄

対象地域の河川とその周辺ではゲンジボタルの餌であるカワニナもゲンジボタルも生息しています。

懸念していた他の地域からホタルを持ち込んで生態系のバランスを崩したり、もともといるホタルたちとの交雑が起こることもないので、心置きなくお手伝いさせていただけそうです👍



依頼していただいた方は別荘を持っていらしたので泊りで調査も可能とのこと!

今年の夏はホタルのみならず周辺の自然環境の調査もしたいと考えています。

今回は依頼者の方に周辺を案内していただきカワニナを増やすために近くの河川から採集したり、ホタルの専門家の方や友人など複数人でバーベキューをしたりととても楽しい時間を過ごせました😄

ではでは今回河川で確認できた種を紹介します。

・ナベブタムシ

幼虫が大量にいましたね。環境が良い証拠です!

目めちゃめちゃ可愛くないですか??

幼虫

成虫

・ツヤドロムシ(多分)

体長2mmにも満たない小型種ですがしっかり模様があってきれいですね!

私の友人にドロムシファン(現在は飽きたようですが)がいて、学生時代にドロムシの採集方法などを教えてもらっていました。


・ヘビトンボの幼虫

頭の色で判断

頭が黒いとクロスジヘビトンボの仲間


・オジロサナエ?

翅芽の向きと脚の模様で判断(写真の1枚目と2枚目はそれぞれ違う河川で確認)



・クロサナエ?(ダビドサナエの可能性も捨てきれない)

オスの肛上片状の小突起の突き出し具合で判断するようだがそもそもオスかメスかを判断する箇所(サナエ系は腹部末端付近)の写真を撮ってなかったので不明・・・


・ヒメサナエ?

頭の形から判断


・ミヤマカワトンボ

触角の長さから判断(ひっくり返った写真しか撮れていませんでした😅)



絶賛ヤゴ勉強中で毎回思うのですが・・・

ヤゴの同定難しい!!

いつもヤゴペディアさんにお世話になっています。

”多分”、”おそらく”、”?”を少しでも減らすようにしていきたいですね。


話は戻って今回のホタル復活対象地で一つだけ心配事があるのです。

それは・・・

ヤマビルが多いこと!

過去にこの周辺の山の中を散策したとき一度引っ付かれています💦

この地域は全体的に多いことは知っていたのですが、現地に住まれている方から直接聞くともう腹をくくるしかありませんね😅

ヤマビルの写真をこのブログに載せないようにすることはできるのでしょうか。

今後もお楽しみに!





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